代表質問・一般質問

令和3年6月定例会

久保 大憲くぼ ひろのり

質問日 令和3年6月16日(水)
区分 一般質問
一問一答
  • 待機児童について
  • 富山グラウジーズの支援について

令和3年6月定例会 本会議 一般質問 (久保議員)

待機児童について

久保 大憲

藤井市長が掲げる「幸せ日本一」と私が掲げる「市民満足度の向上」、根っこの部分は同じです。これからは過去のしがらみや体裁にとらわれず、市民のために何をすべきかしっかりと議論し、手を取り合い、お互いの公約実現につなげていきたいと思います。
 本年度当初の待機児童数について問う。

こども家庭部長

令和3年4月1日時点における本市の待機児童数は、ゼロ人。

久保 大憲

年度当初からの教育・保育施設等への利用申込みのうち、1次選考において不承諾となった件数の推移について問う。

こども家庭部長

● 1次選考の申請数と不承諾数の推移
[ 令和3年 ]
a:申請数   1,727
b:不承諾数  334
b/a:割合(%) 19.3
[ 令和2年 ]
a:申請数   1,780
b:不承諾数  319
b/a:割合(%) 17.9
[ 平成31年 ]
a:申請数   1,637
b:不承諾数  275
b/a:割合(%) 16.8
[ 平成30年 ]
a:申請数   1,626
b:不承諾数  283
b/a:割合(%) 17.4
[ 平成29年 ]
a:申請数   1,494
b:不承諾数  306
b/a:割合(%) 20.5


 待機児童はゼロなのに、利用申込をしても約2割が利用を断られている。富山市は保育の受け皿確保のために施設整備を推進し、定員を2千人増やしたが、不承諾数は改善していない。

久保 大憲

1次選考で不承諾となった件数のうち、複数の施設を希望し不承諾となった件数の推移と、本年度の申込みの中で利用希望の施設数が最も多かったものについて問う。

こども家庭部長

平成29年度が132件、平成30年度が148件、令和元年度が134件、令和2年度が166件、令和3年度が165件。
 また、本年度の不承諾件の中で記入された利用希望の施設が最も多かったものは8か所。

久保 大憲

8施設を希望しても入れない場合は、さすがに待機児童とカウントするべき。
 待機児童ゼロという意識が、積極的な現状把握や、不承諾件数を少しでも減らそうといった意識につながっていかない。
 本市の待機児童の定義について見直してはどうか。

藤井市長

本市では、これまでも待機児童については、国から示されている保育所等利用待機児童数調査要領に基づき本市の定義としてきた。
この考え方は今も変わらないが、希望されている保育所へ入所できない現状は十分認識している。
 本市としては、より多くの受入れにつながるよう、引き続き利用希望や施設の利用状況などの把握に努め、保育ニーズの高い地域においては子ども・子育て支援事業計画に基づいて、民間事業者の御協力を得ながらさらなる保育の受皿の確保に取り組んで、安心して子どもを産み育てられるよう、子育て環境の充実により一層努めてまいりたい。
これからも市民の満足度が高まるように、そして、働くお父さん、お母さんが安心して子どもを預けて働けるように、何よりも児童が安心してそこで成長できるように進めてまいりたい。

富山グラウジーズの支援について

久保 大憲

今シーズンはチャンピオンシップで初勝利し、成績面では過去最高のシーズンとなった。
市長の感想を問う。

藤井市長

新たなヘッドコーチの下、若手やベテラン、新戦力がまとまって最後まで粘り強く熱戦を繰り広げ、その姿に多くの市民が心を打たれた。
 富山グラウジーズの活躍は市民に元気と感動を与え、特にプロスポーツ選手を目指す子どもたちに大きな夢と勇気を与えるとともに、地域全体で応援することにより一体感を生み出し、地域の活力につながってきたと考えており、今期の活躍はそうした風土から生まれた。
本市では、地域に密着したプロスポーツチームの活躍による地域活性化を期待し、市スポーツ施設の優先利用や使用料の減免、プロスポーツチームの情報を広報やホームページに掲載するなど、支援に努めている。
 今後も、地域に根差すプロスポーツチームの1つとして富山グラウジーズを引き続き支援し、今期の勢いを来期へもつなげ、地域の活性化、富山の元気につながることを期待している。

久保 大憲

今まで本市が取り組んできたシティプロモーションやシビックプライドの醸成といった事業との親和性も非常に高いことから、ユニホームなどのスポンサー契約について提案しますが、当局の見解をお伺いします。

市民生活部長

本市では、現在行っている支援以外の財政的な支援となるユニホーム等のスポンサー契約については、現在のところ考えていない。
 しかしながら、他都市では観光事業をPRするロゴをユニホームに掲出している事例などがあり、ホームゲームのみならず、全国各地で行われるアウエーゲームにおいてもPRでき、新しいターゲットにもアプローチできることもあり、これまでにないPR方法として期待できることから、その他の自治体の状況や費用対効果等について調査・研究をしてまいりたい。

久保 大憲

藤井市長が掲げる4原則の「せ」、「政策はスピード感をもって」であることから、今シーズンが始まるまでにしっかりと調査・研究の上、適切な対応をしていただきたい。
 現在、試合前やハーフタイム中に4面スクリーンに企業のCMが流れている。富山市としてもコロナ対策などの注意喚起や情報提供、あとは富山市の魅力を伝える動画やユーチューブでも閲覧できるペロリッチが登場するような動画を(広告料を支払って)流してはどうか。

企画管理部長

今後、調査・研究してまいりたい。

久保 大憲

Bリーグのプレミア化について市はどの程度情報を把握しているのか問う。

市民生活部長

Bリーグでは、バスケットボールをより魅力あるスポーツとしてさらなるメジャー化を図り、リーグ全体の経営力を上げるため、2026年にプレミアリーグの創設を検討しており、その審査を2024年に行うこととしていると聞いている。
 プレミアリーグのライセンス基準としては、入場者数を平均4,000人、チーム年間売上高12億円、施設は5,000人以上のキャパシティーが必要であるほか、「観るためのアリーナ」というテーマを重視し、VIPルームの設置やアリーナを一周できるコンコース、トイレや車椅子席の数などの条件があるとのこと。
 現在、市が聞いている条件以外に様々な条件が設けられるものと考えており、今後の動向を注視していきたい。

久保 大憲

今後の子どもたちに明るい希望が与えられるように、精いっぱい議会からも応援してまいりたい。