代表質問・一般質問

令和6年9月定例会

澤田 和秀さわだ かずひで

質問日 令和6年9月10日(火)
区分 一般質問
一問一答
  • 建設部が発注する土木工事について
  • 本市の福祉施設における外国人技能実習生の実態について
  • 大沢野行政サービスセンター跡地に建設予定の温浴施設について

令和6年9月定例会 本会議 一般質問(澤田議員)

建設部が発注する土木工事について

澤田 和秀

令和5年度の本市の各地域における工事ランクごとの発注件数並びに受注者の等級と契約金額についてお伺いいたします。

財務部長

令和5年度に一般競争入札及び指名競争入札により発注した建設部所管の土木工事に関する地域別の工事ランクごとの発注件数並びに受注者の等級、契約金額は、設計金額が5,000万円以上1億円未満のAランクの工事については、富山地域のみの7件の発注に対していずれもA等級の事業者が受注し、契約金額は4億5,500万円余りであり、設計金額が2,500万円以上5,000万円未満のBランクの工事については、富山地域では5件の発注に対してA等級の事業者が1件を受注し、契約金額は2,500万円余り、同じく、B等級が4件で1億3,300万円余り、八尾地域では1件の発注をB等級の事業者が受注し、契約金額は3,200万円余りであります。
また、設計金額が1,000万円以上2,500万円未満のCランクの工事については、富山地域では13件の発注に対してB等級の事業者が3件を受注し、契約金額は3,600万円余り、同じく、C等級が10件で1億4,200万円余り、大沢野地域では2件の発注をいずれもC等級の事業者が受注し、契約金額は3,600万円余り、大山地域では1件の発注をB等級の事業者が受注し、契約金額は2,400万円余り、八尾地域では2件の発注に対してC等級の事業者が1件を受注し、契約金額は1,300万円余り、同じく、D等級が1件で1,500万円余り、婦中地域では1件の発注をA等級の事業者が受注し、契約金額は900万円余りであります。
 次に、設計金額が1,000万円未満のDランクの工事については、富山地域では91件の発注に対してB等級の事業者が1件を受注し、契約金額は200万円余り、同じく、C等級が79件で4億1,800万円余り、D等級が11件で4,700万円余り、大沢野地域では3件の発注に対してC等級の事業者が2件を受注し、契約金額は500万円余り、同じく、D等級が1件で300万円余り、大山地域では4件の発注に対してC等級の事業者が1件を受注し、契約金額は200万円余り、同じく、D等級が3件で1,200万円余り、八尾地域では5件の発注に対してC等級なお、ただいま申し上げました実績に共同企業体が受注した工事は含まれておりません。富の事業者が4件を受注し、契約金額は1,800万円余り、同じく、D等級が1件で300万円余り、婦中地域では9件の発注に対してC等級の事業者が7件を受注し、契約金額は3,400万円余り、同じく、D等級が2件で800万円余りであります。
 なお、ただいま申し上げました実績に共同企業体が受注した工事は含まれておりません。

大沢野行政サービスセンター跡地に建設予定の温浴施設について

澤田 和秀

大沢野行政サービスセンター跡地に建設予定の温浴施設について質問いたします。
 この事業は、地域の利便性を向上させ、大沢野地域全体の活性化に寄与する大きな期待を背負っているものです。
また、地域住民がさらに期待を寄せているのが、この大沢野会館に併設される予定の温浴施設です。温浴施設の建設は、地域の高齢者や家族連れが利用できる憩いの場を提供し、住民の健康増進や交流の促進を図るだけではなく、地域外の方々を呼び込み、地域経済の活性化にも大きく貢献すると考えられます。特に、大沢野地域は自然豊かな場所であり、温浴施設の設置が地域の魅力をさらに引き上げ、将来的には人口の増加や交通機関の拡充といった発展にもつながると期待されています。
 温浴施設の建設はプロポーザル方式によって本年4月から着工される予定となっておりましたが、本定例会が始まった現在でも着工が行われていない状況です。地域住民の間ではこの遅延に対する不安の声が高まっており、施設の完成を心待ちにしている住民にとっては予定どおりに進んでいないのが非常に気がかりな問題となっております。
 そこで、この温浴施設についての現状をお伺いいたします。

企画管理部長

今回の大沢野地域公共施設複合化事業におきましては、公共施設の再編を契機として、余剰地の最適活用を図るために、1つに、複合施設──これは今の大沢野会館でございますが──この新設及び旧大沢野生涯学習センターをその複合施設の別館として改修するPFI事業、2つに、民間の独立採算を前提に任意の提案が可能な自主提案事業、この2つの事業を一体として募集を行い、事業提案を受けたものでございます。
 その選考の結果、清水建設株式会社を代表企業とする事業者を優先交渉権者としたものでありますが、今回事業者から提案のありました自主提案事業につきましては、1つに、別館の1階部分を定期建物賃貸借契約を締結してそろばん教室を開くもの、2つに、同じく別館の1階部分で市民活動スペースを設けるもの、そして3つに、大沢野行政サービスセンター跡地において事業用定期借地権設定契約を締結して温浴施設を営むものでございました。
 そのうち、そろばん教室と市民活動スペースにつきましては、別館を供用開始した令和5年10月から事業が実施されております。
 一方で、温浴施設につきましては、当初、令和7年3月の供用開始を目指すものとして提案を受けておりました。しかしながら、他の既存の温浴施設がコロナ禍前ほど集客が戻っていないという状況にあることに加えまして、原油価格の高騰やインフレの影響による金利の上昇、さらには、昨今の人手不足による人件費の高騰が深刻化していることなどから、本年4月に事業者の代表企業から事業の実施がほぼ困難であるとの申入れがございました。
 このため、現時点におきましては、自主提案事業のうちの温浴施設について着手されていない状況となっているものでございます。

澤田 和秀

この温浴施設の建設について、今後の対応をお伺いいたします。

企画管理部長

今回の事業におきまして優先交渉権者と取り交わした基本協定書では、基本協定の構成員は、自主提案事業が開始されない場合、市が要求するときには、市が合理的に満足する自主提案施設事業者の代替事業者を確保するよう最大限努力しなければならないと定めております。
 このため本市では、今後とも引き続き事業者に対しまして温浴施設の代替事業者の確保や代替となる事業の検討を働きかけてまいりたいと考えております。